この記事では、PMPの試験に応募する際に記載する、職務経歴(description)欄における注意事項についてご紹介します。特定条件で改行が反映されなくなるようです。

先日、当サイトのPMP申請英文作成代行を利用された方から、お問い合わせを受けました。

申請を行なった後に、申請書のPDFバージョンを確認したら、改行をしていたはずの箇所で改行がされておらず、すごく見辛い文章になっている、というものです。

どういう状況になっていたのか、その原因と回避策をあわせてご紹介します。

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試験申請に使うPDFが見辛くなっている状況

私が作成しているPMP試験のための英文申請書類は、以下のようになっていました。

IN

Developed project charter.

INはInitiationの略です。監査対象になった方への連絡で知ったのだけど、PMIはこういった略称を使うことを認めています。そして、この文面は、オンラインの申請フォームにはこの通り入力できて、表示もこのままです。しかし、PDFファイルになった申請書を見ると、次のようになってしまっていました。

INDeveloped project charter.

INとDevelopedの間にあった改行が消えてしまっているのです。

申請を受け付けるPMIの人たちは、おそらく申請された文書をウェブ上でチェックしているので、PDFに改行が無くてもそんなに困らないと思います。ただ、監査対象になった場合、PDFを提出することになるため、非常に具合の悪いことになります。

原因と回避策

他の方にも確認して、理解したのは「ピリオド(.)の後にない改行は、PDFになったときに無視される」というものです。

そのため、元の英文を次のように書いていれば、ここで取り上げたような「改行がなくなって見辛くなる」という事象は防ぐことができるはずです。

IN.

Developed project charter.

(IN…立ち上げ/Initiationの後ろに”.”ピリオドをつける)

PMIがウェブサイトを開発した際に、帳票変換あたりのロジックを作った際に入り込んだバグだと思うんですが、入力する際には、くれぐれもピリオドを打ってから改行するようにしてください。監査になったときにつかう書類がなんとも見辛いことになります。

これから英文申請依頼をされる方には、ピリオド付きの英文を提供するようにしますので、ご心配は無用です。