この記事では、PMP資格を取得している方が、3年後に資格更新する際に必要なコストについて紹介しています。
PMP資格は3年ごとに「資格を更新」する必要があります。必要な手続きは「PDUの登録」と「更新費用の支払い」です。PDUの更新については別の記事をご覧ください。
この記事では、更新費用の支払いについて説明します。
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PMPの資格維持費は高い
PMPを取得して3年間何もしないと、PMP資格が失効します。大金と費やした多大な時間が無駄になります。そうならないためには更新費用(Renewal Fee)をPMIに支払う必要があります。足元見られていて、決して安くはない更新費用ですが、支払わない選択肢はありません。まさに資格ビジネスです。更新手続きのことは、PMIの言葉によるとContinuing Certification Requirements (資格継続の要求事項)、略してCCRと呼ばれるハンドブックに書いてあります。
https://www.pmi.org/certifications/certification-resources/maintain/renew
最新版は都度PMIのサイトを見てください。2021年8月時点の記載に基づいた記事です。
更新費用は$150、日本円換算にして1万6千円くらいです。会社が経費や資格取得奨励金で支払ってくれるなら、是非とも頼ってください。もしかすると会社はPMPのことをあまり知らなくて、初回の取得費用しか負担してくれないかもしれないので「継続しないと意味がない資格なんだ」と訴えてみてもいいでしょう。
PMPの更新費用を安くする方法
PMPの更新費用は、割引制度があります。PMIの有料会員になっていると、$80です。なんと通常価格より$70も安くなります。ただ、当然ながら有料会費、年額$129を支払っている必要があります。会員は1年間だけ加入することもできるので、更新のタイミングで会員になると、$129+$80=$209が会員更新に必要なお金です。非会員の更新費用$150より高くなってる。
筆者の私見ですが、PMP取得後にPMI有料会員になるメリットはゼロです。なので、大人しく非会員の更新費用$150支払っておくのがベストです。
PMI会員になってPMP更新をした方がいい人
先ほどPMP取得後にPMI有料会員(年額$129)になるメリットはないとお伝えしましたが、例外はあります。それは「PMBOKガイドのPDFが欲しい人」です。
PMIの有料会員になっておくと、PMBOKガイドのPDF版がダウンロードできるようになります。ただ、PDFは印刷プロテクト付き&会員本人がパスワードを入力しないと閲覧できない&会員の名前入りです。ちょっとだけ使いづらいです。
私はこういうブログを書いたりしているので、常に最新版のPMBOKガイドは見られるようにしたいので、ガイドが更新されるたびにPMI会費を支払ってPMBOKガイドをダウンロードしています。もし、みなさんが最新のPMBOKガイドを必要な場合は、PMP更新のタイミングでPMIに入会して、PDFをダウンロードすると良いです。
ただし、その場合でも差額(会員の場合の$209と非会員の場合の$150の差額)である$59がPMBOKガイドをDLする価格になるので、お得感は低いです。非会員がPMBOKガイドを買うには$99ドルかかるので、まぁまぁお得、かな・・・。
私は日本語版と英語版をダウンロードするので、正規版を$198で買うよりは安いかな・・・と思ってます。
なお、2021年8月にPMBOKガイド第7版が発行されました。まだ英語版だけらしいですが、おそらく半年くらいで日本語版もリリースされるはずです。あと1年以内にPMP更新するよー、という方は、更新のタイミングでPMIに入会して、PMBOKガイド日本語版をダウンロードする用意をしておくとよさそうです。